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音の無い歌詞

277.デストルドー弐

デストルドー弍










ただ逃げ続けた ドレスの裾が千切れるまで


ただ逃げ続けた 蕀が赤く染まるまで


安息の郷里に 身を潜める






防波堤に佇む 一人最後に見た海を金色に施したくて 


防波堤に佇む 一人最初に見た海を忘れたくて 


浜辺に嘆かけたリング尚も指を締め付ける






溺れてなどいない 無抵抗なまま泳いでいるだけ 


苦しくなど無い 海との呼吸が噛み合わないだけ 


弥生の月に生まれた私なら水の中に馴染んでいける






不自然なのは浮かび上がった 馴染めなかった唯一の腐敗


ずっと不自然だった ずっと馴染めなかった


ずっと憎んでいた私 

 




かつては文明が栄えていた


私はそこでひっそりと暮らしたい


幻影も消え 馴染めなかった私も捨てた





人はずっと海の中で夢を見て 地上に産み落とされた瞬間から夢に絶望を打ち明けその一生を終えるの


それならばずっと海の中にいればいい


ずっと海の中で暮らしていたい










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  1. 2019/08/16(金) 23:59:42|
  2. V系
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276.デストルドー

デストルドー










憎しみだけが募る夜は狂気の弓を手首に押しあて


体内に流れる赤い旋律全て弾き抜いてしまえばいい


パトスが静まりかえれば目の前から薄れゆくだけの繰り返されるリマスター







悲しみだけが溢れる夜は全て流して幻の海を泳げばいい


溺れることの無い体 全て捧げた寂寞のデストルドー







逃げることもできず進むことの無い日常


僕の存在は何処に置いても君の思い出






最後まで甘えてた


君がその手で終わらさせてくれること願った


君が僕の首に手をかけた時


初めて君を想った夜よりも苦しくないと思ったんだ







空にうちひしがれた優しさが


最後の憎念で蒸発して消えた


まだ星になんかなりたくない


飾られるのはいつでも醜い現実から逃げた思い出達だらけ







君は僕の事を心底憎み


僕も君の事を深底憎み 君を深く愛していた



















  1. 2019/08/09(金) 23:57:41|
  2. V系
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275.letter~夏の便り~

letter~夏の便り~









巷で流行ってる恋愛ゲームとやらには


一杯食わされちまったようだぜ


直ぐその気になっちまうこの性分どうにかなんねぇかな


にしてもやっぱり俺には性にあわねぇ


遠くに映る夜しか見ぬことのできない星形よりも


今は一番近くにいるリアルなオマエが欲しいんだ


いつも一番近くにいて欲しい


もう遠くには行かないから


当分ここにいるよ


オマエもそうしなよ


お互い夜空を眺めて想いを張り巡らすなんざやめにして


そろそろ俺と一緒にならないか?


これだけ遠回りしてきたんだ


手っ取り早く決めちまった方が上手くいくことだってあるんだ


二人ならきっと上手くやれる筈さ






打ち上げられた花火


浮かんでは直ぐに弾けた


星はやはり輝き続けていて


多分僕の中でずっと輝き続けていて


遠すぎる君とさよならしました






ナイヤガラはざわめかしく鳴り響き


初まりから終わりまでのエピソードはあっけなく煙を巻いて弾けてしまいました


出来ることなら君の事を思い出すのはこの花火で最後にしたいです


追伸 元気にしていますか?


花火がとても綺麗です













  1. 2019/07/28(日) 10:37:07|
  2. ロックンロール
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274.Relation

Relation











恋愛感情は無い


いつしか交わした約束が部屋の片隅をフワリと鳴らした


あなたとのキスは初めてなのに


寸分の狂いも無く唇と体 重なりあった


運命と履き違えた嘘は何処かでぼやけた映画とまみれて


凍えた月を見ない様にあなたの静かな鼓動に私の震えた体そっと近づけた








世界中の時計を止めることなどできないけれど


出来る限りのことがしたい


でも認めたくない


私があなたを愛したんじゃない


私の心が勝手にあなたを愛し始めた








溢れそうな涙に蓋をして


はしゃいでいるかのようなシーンを演じた


ちょっとは気付いて欲しいと


瞳の奥を見つめて


今日こそは訴えかけてやろうかと思ったけれど


あなたの瞳に映し出された私は大人で


あなたの方がずっと可愛くて


私はまたあなたよりも大人になった







隣人のコールを無視して


二人は愚かな階段を駆け上がった









 


  1. 2019/07/15(月) 10:04:35|
  2. R&B
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273.響












毎日嫌な思いしてた 


あんなことやこんなこと


あんなに嫌いだった奴も


今となってはどうでもよくなる


罵倒され笑われ続けた


そんな日々も全てが頭の中から消えてゆく






どうでもいいさ何もかも


どうでもいいやあんな奴


俺の人生になんも影響は無い


何もかも消えて無くなればいい






だけど胸のポケットの中にだけはいつも響いてる


いつも笑っているあの娘がいるのさ


一人になった今でも


ちょっと油断しただけで語りかけてくる


「ねぇまた変なこと考えてたでしょ」


「変なことなんかじゃないよ、とても素敵な夢さ」








空っぽのポケットの中でまだ消えない微かな響が胸の内を鳴らした


どうでもいいさ何もかも


どうでもいいやあんな奴







だけど胸のポケットの中にだけはいつも響いてる


笑顔の可愛いあの娘がいるのさ


「また変なこと考えてるでしょ」


「変なことなんかじゃないよ、素敵な夢の続きさ」


君は雨の日でも笑ってるんだね



 















  1. 2019/07/07(日) 16:04:00|
  2. ロックンロール
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