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音の無い歌詞

269.Sand of LIFE

Sand of LIFE













瞼を閉じた 二度と現れないように深く


何も聞こえない振りをした


地下鉄の駅の入り口で落ち合う二人


退屈な時間が今でも好きだ


ただ待っているだけの時間が嬉しかった


寝癖かかった前髪を揺らしながら走ってくる君が好きだった









君は無駄なことなど何一つ無いと言ったけれど


君と過ごした時間は繰り返し流れ続けるだけの灰色の砂







現実をただの時間稼ぎの為に生きている俺には


掴んだものが全て砂に還ってゆく


子供の頃に作った砂の城みたいに


作っては崩れ 作っては崩れてゆく
 

「あなたは大人になりたくないだけ」


むせび泣く君を後にした








ウンザリする程近くにいて


バカなくらい俺を理解していた


呆れる程知りすぎた



   



君は無駄なことなど何一つ無いと言ったけれど


君と過ごした時間は繰り返し流れ続けるだけの灰色の砂







君と歩いた海岸をモガキながら走る


辿り着く先はまた砂の城
 

掴んでも掴むことのできない砂のLIFE























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  1. 2019/04/09(火) 00:18:10|
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263.ファンタジスタ

ファンタジスタ









いい返事がオレの元にも届いたよ


こんな日に奇跡が起きるなんて


魔法が使えたらなってずっと思ってた


だけど魔法は一度だけ使う事ができて


音も無く消えた








回りくどいのは性に合わない


ガキが喜ぶような歌しか歌えないんだ


君を笑わせることしかできない


ロマンチストじゃなくてごめん


彼の元へ行ってやれよ


彼なら紳士的な言葉で


君を抱き締め温めてくれるだろう







君のサンタにはなれなかったけれど


街のサンタにならなれる


お願いだから夜空を眺めるのだけは止めてくれ


彼の瞳だけ見つめてりゃいいだろう


消えてゆく炎にトナカイのぬくもり


プレゼント袋枕にして寝るだけさ









  1. 2018/12/16(日) 19:44:17|
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259.麻薬

麻薬










脳の片隅で蠢くナラタージュ


あなたの事忘れさせてくれない


唇 匂い 電話の声まで生々しい程までの幻覚を


忘れることなど諦めてしまったの


あの日私にくれた麻薬をもう一度


あなたともう一度







泣き出しそうな夜はいつも電話してくれた


つまらない用事を装いながらもどこかとぼけた優しさが好きだった


嘘を付く人は嫌い


あなたは嘘など付く筈の無い誠実な人


きっとそう思ってしまった事が余計にあなたを苦しめた









あなたのぬくもりを作り出しあなたを感じても


あなたの好きだった料理に磨きをかけても


あなたが好みそうな服を着ても


振り向くのは私が作り出したあなたの幻影


簡単に終わらせることなどできない


あなたはただの恋愛のつもりでも私はそうじゃない


幻影さえも無くなることが寂しくて


私は私が作り出したあなたの幻覚を愛してしまった






脳の片隅で蠢くナラタージュ


あなたの事忘れさせてくれない


唇 匂い 電話の声まで生々しいほどまでの幻覚を


忘れることなど諦めてしまったの


あの日私にくれた麻薬をもう一度


あなたともう一度






終わらせることなんてできない


脳の感覚神経があなたのことを忘れさせてくれない


触れられた髪の毛一本一本まで


全てが神経を伝って脳に集約されてゆく






あなたのさよならを簡単に飲んでしまったのは私


あなたの麻薬に溺れてしまったのも私







いつまで燻り続ける?


煙草に火を付ける時のあなたの伏し目がちな姿が私の脳裏に焼き付けられ


灰に成ること無く何度も映し出される


唇 手足 舌先で謎る胸から背中まで


想いは絶頂だからこそ手放すことが出来ないいつまで続く?この幻覚


あの日くれたあなたの麻薬をもう一度 あなたともう一度 ねぇ私にください













  1. 2018/10/08(月) 13:54:55|
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258.トリアージ

トリアージ













最後に君を抱いた夜の事を思い出していたんだ


抱き寄せると君の気持ちはもうそこには無くて


君の脱け殻を抱き締めている僕は


君のことで夢中だった頃の最初の夜に似ている







瞳は遠くを見つめていて


恋人を見つめる瞳はもうそこには無くて


哀れみと後ろめたさ漂う部屋の中


君は励ますかの様に僕の顔をそっと撫で下ろした


まるで子猫みたいだね


僕の輪郭を記憶に刻むように確かめるように






「もうすぐ終わる」


そんな予感は初めてじゃないから


「私の中で貴方が消えることはない」







笑って話せる日が来ること何度も願った


来る日も来る日も二人は永遠であること疑わなくて


特別な何かで繋がっているんじゃないかと


残された思い出の数だけ過去を惑わせた






だけど時間はやがて嘘を付くだろう


その瞬間がどんなに真実だったとしても


僕達は時の流れを止める事ができない







最後に君を抱いた夜の事を思い出していたんだ


君が今までで一番優しくしてくれた夜だったんだ
















  1. 2018/09/30(日) 15:26:24|
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257.First Star

First Star












何故こんなにも苦しいことばかり続くの?


あなたは輝きを求めているから


時に苦しい思いはするけれど


ほんの僅かな優しさや見えない温かさに気付く事ができるのよ


そんな澄んだ心を


子供には無い大人にしか備わらない輝ける心をあなたが望んでいるのなら







今ある苦しみから逃げないで


悲しみを全て受け止めて


誰もが弱さを前に手放してしまう


華を追い求め光を失い


遠くに行ってしまった輝きに手を伸ばそうとする


でもその心をあなたは捕まえていて


決して流されない強い心を


手放さない輝きを







本当は誰もが人々の弱さを照らす光になれる


人はみんな弱いから


だからあなたがその一番星になって


人々の弱さを照らす光になって















  1. 2018/09/09(日) 13:53:37|
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