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音の無い歌詞

202.ショコラティエ

ショコラティエ















君の滑らかな指先から奏でられた


最後の一粒が眠りにつきました


触れたら直ぐに溶けてしまうでしょう






君の一生懸命な気持ちが保存されます


君との甘い日々が保存されます






君の奏でるショコラはいつも僕に幸せな時間を与えてくれて


僕はこの甘い空間から溶けて無くなってもいいと思ってた







だけど甘い夢は続く筈も無く


苦い現実に耐えきれなくて


二人は夢のチョコレート工場閉鎖したのです






甘い記憶が溶けて無くならない様に


最後の一粒だけを残し


甘い夢は夢で終わりにしたいから


臆病な二人は苦い現実から逃げたのです







残していったフランボワーズ 


幾つかのオレンジピール


甘い世界に蟠る 不安定な大人の香り








二人はチョコレートの箱の中身


まだ答えを探し求めているから









味わいは深ければ深い程に


壊れたハートは収集がつかないから


二人はハートを壊さずに


眠りに着くこと決めました








残していった塩味は絶妙であればある程に


悲しみが後をこみあげるなら


「もうここで終わりにしましょう」と



二人は夢のチョコレート工場閉鎖したのです







それは誰も立ち入ることのできない


甘くて素敵な世界でした
















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  1. 2017/02/12(日) 12:39:01|
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