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音の無い歌詞

217.霧雨

霧雨












行かないでと言って


あっさり去っていった君の嫌がらせ


最後に傷を残していった


僅かに好きだったという感情の痕を
 






僕達の間に吹き荒れる風


感情を出さない君は自然を味方につけた


鋭い風を時折見せる 人には向けずに


自分の運命に突き立てた


心地悪い音が鳴る


僕と居てどれだけ噛み合わなかったかを


旋律の中 噛み締める







脈打つ音が聴こえる


最初に手を繋いだ頃と


最後に解き放たれた憎しみと混じって







力強い旋律 響き渡る


最初に瞳が合った瞬間と

 
最後に目を合わさずに放った言葉








始まりと終わり
 

計算しつくされたメロディーを


予期せぬ感情が二人の間柄を壊して行く


ゆっくりと ゆっくりと 消滅に向かって







黄色信号になっても飛ばして行く


降りかかる雨と風跳ね退けながら


霧雨の中 消えて行く


ゆっくりと ゆっくりと 消滅に向かって







行かないでと言っても


雨と風の中 走り去ってゆく
  

また誰かの車に乗り込んで


宛てのない旅路を急ぐ

   




心地悪い旋律だけを残し


降りかかる雨と風跳ね退けながら


霧雨の中消えてゆく


ゆっくりと ゆっくりと 消滅に向かって






予定調和は緩和され


性は文学であると言う君と


愛は絶対的であると言う僕の哲学が


交ざり会う事なくすり抜けた


愛の脱け殻抱き締める


頼りない普遍的な科学と


性まみれの文学







赤信号で睨み合う二人


風の徒に五差路 複雑にすれ違う


他人のフリの裏にある

 
憎しみ 悲しみ その他諸々閉じ込めて


体の中からジワジワと消滅してゆく
 

怒りの矛先は自分の運命に押しあて


心地悪い旋律が鳴り響く






 
始まりと終わり


計算しつくされたメロディーを


予期せぬ感情が二人の間柄を壊してゆく


ゆっくりと ゆっくりと 消滅に向かって








霧雨の中消えてゆく










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  1. 2017/06/18(日) 11:17:32|
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