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Ganges river
バラバラに砕かれた星ブドウの夜
浴びる妖に過ぎてゆく
銀婚式は地に染まる
時のスピードが恐ろしくて
時計の針にしがみつく
12時にノックするのは哀れなシンデレラだろう
ありもしない夢を見続けたその姿に
雨に晒され 硝子の靴に締め付けられた足ではもう歩けない
勾玉を見つめながら
戻らない時を嘆き悲しむのだろう
ガンジス川で流した涙は
シタールの音色と共に消えてゆく
お香が霞める記憶は誰も知らない
エロティックに隠蔽され
陽炎に揺れる少女 追いかけ続け
人間のオアシス ガンジス川に溺れてゆく
シタールの音色だけで
呼吸などいらない
このまま溺れていたい
目など覚めなくていい
君以外は全てが虚しい
蜃気楼だけが私の生き甲斐
ありもしない現実を大聖堂で
今宵祭り合う
君を強く抱き締めたら
君はバラバラに砕け散り
タール砂漠の星になった
私はその星を一つ盗み逃亡劇の第12話を演じている
最終話はきっと陳腐なものになるだろう
私はいつでも虚しいのだ
あの虚しいガンジス川に溺れている
逃亡劇第13話
侵入者は私の脳にまでたどり着いた
私の細胞を操作して情報は
根こそぎ抜き取られた
さあシタールを掻き鳴らす指輪を外して
私の動脈に流れるガンジス川に祈りを
人間の虚しさ流れるこのガンジス川の畔で
もうすぐ私は打たれるだろう
最後まで祈ろう
最後まで人間であり続ける為に
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- 2018/08/04(土) 11:40:58|
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